はじめに
こんにちは!今回は、あるご家庭の木造住宅で行った断熱リフォームの事例をご紹介します。このリフォームでは、既にある断熱性能(等級4)を更に向上させることを目指しました、どこにでもある断熱材をチョイスして使用しました。令和7年4月から新築住宅に義務化される断熱等級ですが、体感温度はおおむね8℃を下回らない性能で床板の冬場の寒さに悩んでいたご家族の皆様にとって、より快適な住環境を実現することができた成功事例です。具体的な施工の内容や効果について詳しくお伝えしますので、気密断熱リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
リフォームの背景
このお宅は築14年の木造住宅で、冬は床の冷え込みがあり、暖房をつけて暖まってもしばらくすると冷えてしまいます。夏はエアコンを強風にして冷やさないと涼しくならないというお悩みを抱えていました。特に、冬の1階は窓周りや床から冷気を感じ、室温が下がりやすい状態でした。
ご家族の要望
お施主様は、次のような要望をお持ちでした。
- 冬でも暖かい家にしたい
冬場の冷え込みを防ぎ、暖房効率を高めたいというご希望がありました。 - 夏は涼しく過ごせる家にしたい
夏場の温度上昇を防ぎ、冷房効率を高めたいというご希望がありました。 - 電気代を節約したい
高騰する電気代の影響で、冷暖房費を節約できるようなエコな住まいを望んでいました。 - 快適な室内環境を維持した冷
室内の温度が一定に保たれることで、快適な生活を送りたいという要望です。
これらの課題を解決するため、家全体の断熱密性を高める断熱リフォームを提案させていただきました。
リフォームの施工内容
1.窓・床・天井の断熱強化
まず、窓・床・天井の断熱材を全面的に見直しました。既存の断熱材は機能しているのですが、気密性が十分でない、断熱性能が不足しているため、新しい断熱材を付け加える付加断熱工事を床・天井に行いました。
- 天井・床下断熱の追加施工
屋根裏・床下部分の既存断熱材に新たに断熱材を追加施工しました。床下からの冷気の伝わりを防ぐことで、冬場の底冷えを軽減し、足元から暖かい住環境を実現しました。天井裏に断熱材を敷きこむことで熱が逃げにくい状態になり冬は暖かく、夏は涼しい保温状態が維持できる空間になりました。エアコンの稼働状況も常に微風運転で十分な室内環境が保てるのでエアコンの風による不快感はなくなりました。


2. 窓の断熱強化
次に、窓の断熱性能を向上させるため、既存の窓を二重サッシに変更しました。二重サッシは、室内側にもう一枚窓を取り付けることで、窓からの熱損失を防ぎ、結露を抑制する効果があります。
- 二重サッシの導入
二重サッシを導入することで、窓周りの気密性が大幅に向上しました。外気との熱交換を最小限に抑え、室内の温度を安定させることができます。また、結露対策としても効果的で、窓ガラスの結露によるカビや木枠の腐食を防ぐことができます。さらに防音性が向上するため静寂性も得ることができます。


リフォーム後の効果
リフォーム後、ご家族からは多くの喜びの声をいただきました。
- 室温の安定化
夏場・冬場でも室温が一定に保たれ、快適な居住環境が実現しました。特に、夏は日中・夜間の蒸し暑さ・寝苦しさを感じず、冬は特に朝の冷え込みが和らぎ、暖房の効きが良くなったとおっしゃっていただきました。 - 暖房・冷房費の削減
リフォーム後、冷房・暖房の効きが改善されました。これは、断熱効果が向上したことで、少ないエネルギーで家全体を冷やす・暖めることができるようになったためです。 - 快適な湿度管理
二重サッシの導入により、結露発生が低減しました。エアコンの温度設定と室内温度差が少なく、微風でも十分効きが良いため希望の室内温度設定にコントロールできストレスがなく過ごせるようになりました。
まとめ
今回の断熱リフォームにより、築14年の木造住宅が、これからの新築住宅に求められる断熱性能より高い快適な住まいへと生まれ変わりました。冬場の冷え込みが大幅に軽減され室内各所が快適になり温度変化のストレスから解放されたとご家族に喜んでいただけております。お家を訪れた友人には快適な室内環境に驚かれることが多いとお話しされています。
「家が寒い暑い」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ断熱リフォームをご検討ください。
当社では、お客様のご要望に合わせた最適なプランをご提案いたします。ご相談(現場調査)は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
皆様の快適な住まいづくりをサポートさせていただきます!
