はじめに
こんにちは!今回は、あるご家庭の鉄骨造住宅で行った断熱リフォームの事例をご紹介します。このリフォームでは、家の1階での断熱性能を向上させることを目指し、一般に普及している断熱材を使用しました。特に冬場の寒さに悩んでいたご家族の皆様にとって、より快適な住環境を実現することができた成功事例です。具体的な施工の内容や効果について詳しくお伝えしますので、断熱リフォームを検討中の方はぜひ参考にしてみてください。
リフォームの背景
このお宅は震災後に建設された築30年未満の鉄骨造住宅ですが、1階の浴室や和室での冬場の冷え込みが非常に厳しく、暖房をつけても室内がなかなか暖まらない、浴室が寒い、室内壁紙がめくれてくるというお悩みを抱えていました。特に、冬の夜に室温が下がりやすい状態でした。
ご家族の要望
お施主様は、次のような要望をお持ちでした。
- 冬でも暖かい家にしたい
冬場の冷え込みを防ぎ、寒さを我慢せずにお風呂、寝室を利用したいというご希望がありました。
これらの課題を解決するため、1階の浴室と寝室の断熱を高める断熱リフォームを提案させていただきました。
リフォームの施工内容
1. 床下の断熱強化
まず、床下の状況調査を行う為に1階の廊下に点検口(床下収納庫)を設置しました。床下に入ると床板裏には断熱材が無く、外気に接する外壁部の根元は床下から寒気・暖気が煙突状壁内を巡る状態にあることが判明しました。これは古い木造住宅にも見られる状態で夏場は壁内を温め、冬場は冷やしてしまうことになります。同様に浴室のユニットバス周りにも外気が流れ込み、さながら屋外庭に浴室がぽつんと設置されているような状態でした。又床裏には断熱材がなく外気の影響を受けやすい状態でした。
・床下への外気流入を防止
駐車場天井裏部分には断熱材が入っていなかったため、新たに断熱材を施工しました。
2階リビング下の駐車場天井裏には断熱材を敷き詰めて2階の床面への外気影響低減を行いました。


・床下から壁の気流止め施工
外気に面する壁の根本部分には断熱材を充填して外気が壁内に入り込まないように対策を行いました。浴室の床下は外気が影響受けないように断熱材で囲い床下を室内空間としました。又床下に断熱材を付加して外部からの熱伝達を防ぐことで、冬場の底冷えの軽減を実現しました。床下からの冷気影響を防ぐことで、床面の冬場の底冷え軽減を実現しました。




リフォーム後の効果
リフォーム後、ご家族からは喜びの声をいただきました。
- 1階室内環境の改善
夏場・冬場でもエアコンの効きがよくなり快適性が向上しました。冬の浴室利用時の寒さが改善されたそうです。
まとめ
今回の断熱リフォームにより、1階寝室が夏場・冬場ともに快適になり睡眠しやすくなりました。 浴室及びアプローチの脱衣室・廊下での断熱性能が向上したことによりヒートショック予防対策にもなり、安心して過ごせる住まいへと変化しました。
「家が寒い部分がある」などのお悩みをお持ちの方は、ぜひ断熱リフォームをご検討ください。当社では、お客様のご要望に合わせた最適なリフォームプランをご提案いたします。ご相談(現場調査)は無料ですので、お気軽にお問い合わせください。
皆様の快適な住まいづくりをサポートさせていただきます!
